お久しぶりです。先週の反動なのでしょうか、1週間も空いてしまいました。

日本では女性が男性にチョコレートを贈るのが一般的ですが、海外は違うみたいですね。男性から女性にチョコレートを贈ったり、チョコレートではないプレゼントをお互いが贈りあったりと国によって色々な習慣があるらしいです。ちなみに日本でチョコレートを贈るようになったのはチョコレートメーカーが百貨店で『バレンタインはチョコを贈ろう』というキャンペーンを打ち出したのが始まりだそう。しかしキャンペーンは失敗に終わり、すぐには定着しなかったのですがその後の経済成長やチョコレートの普及により学生の間で『女子から男子にチョコレートを贈る』ことが流行り、これが全国で世代を問わずに定着していったそうです。

土用の丑の日にうなぎを食べるのは、『夏になるとうなぎが売れない』と嘆いて うなぎ屋のために平賀源内が〈本日、土用丑の日〉というキャッチコピーを考えてお店に張り出したところ、お客さんが殺到したため他のうなぎ屋も次々にその張り紙をしたことから広まり定着したたという話があるそう。本来うなぎの旬は秋か冬だったと思うのですがその時期にうなぎを食べたことがありません。夏にうなぎを食べるのは、極端な話、わざわざ美味しくないうなぎを食べに行っている、と言っていいのかもしれませんね。極端な話ですよ?もう一度言っておきます。極端な話ですからね。まずいなんてことはないのですがでもやっぱりせっかく食べるなら旬で一番おいしい時期に食べるのが至高でしょうね。それなのに食べたことがない。うーん、もったいない。ハロウィンや恵方巻もそうですが、今も昔も人々はマーケティングに踊らされているんだなあ。

つい先日はバレンタインでしたね。あっちこっちで恵方巻が売られてる、フードロスがなんちゃらと騒ぐ人もいる、落花生で豆まきするとラク、とか色んな情報が目に入ってくるなあと思っていたら街は一気にバレンタインムードに。あんなにも一気にいろんなお店の販促物が変わっているのを見ると『あぁ、頑張って店内の全部の販促物変更したんだな…。お疲れ様です。』と心の底から思います。年末年始は鬼だよなぁ。装飾品の多いイベントが立て続けにくるから本当に大変だと思う。偉いと思う。すごいと思う。

バレンタイン一色のコンビニやらスーパーやらを見て、今年は何を作ろうかと2~3日迷っていたら、スーパーにあったバレンタイン特設コーナーの商品棚も100円ショップの包装グッズコーナーもガラガラでびっくり。みんな気合すごいんだなぁ。もはや告白のためじゃなくてインスタ映えのためだけにめっちゃ頑張るのかな。承認欲求の力恐るべし…!

今まではたくさん作っても家にいる家族がいつの間にかぜーんぶ綺麗に食べてくれるのでなにも気にせず大量生産していましたが、今年は自分を入れても食べる人が2人しかいないのでオーブンである程度の量を焼き上げる系のお菓子は断念。となると無難に生チョコかなと――生チョコって言い方、間違いではないのですがなんだかしっくりこないんですよね。ガナッシュやん。って思ってしまう。ガナッシュは、それを一つの材料として扱って何かを作る、というイメージが強いのでガナッシュ、つまり生チョコとなると手抜きをするみたいであまり気が進まない。――ほかにも考えましたが時間や器具のことも考え決断。

どシンプルなチョコを作ってもつまらないですから、紅茶のガナッシュと、ベリー系フルーツメインのジャムを挟んだラム酒入りガナッシュの 2種類をこさえてみました。ちょっと乳化がうまくいかず納得のいく舌ざわりとはなりませんでしたが作り直す時間も材料もなく、許容範囲内の仕上がりにすることができたので冷やして切って包装。いざ出陣。

左:Chocolat Fruit Rouge
右:Chocolat Thé

おお!とニンヤリしてくれて、「美味しい、ベリーの方が好き」と好評をいただきました。わたし的にはもっと良いモノを贈りたかった、贈れたはずだなと少し心残りなバレンタイン。でも喜んでもらえたからOKですかね。美味しいお菓子が作れるように精進します。

夫が喜んで(?)動画を作っていたのでわたしもとまねっこ。何個か食べてしまっているのはお気になさらず…(笑)

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