去年の春に、愛用していたiPhoneSEをアスファルトに落とし、バキバキにしました。
片手で操作ができるあのサイズ感が好きでずっと使っていたので、もう一度iPhoneSEを買おうかと思いましたが…当時のiPhoneSEにはおサイフケータイ機能がありません。
せっかく新しくするんだからおサイフケータイが使えるもの、そしてなるべく小さなiPhoneをと選んだ結果、当時の最新は確かiPhone Xでしたが、iPhone 8が新しい相棒になりました。
そしてQUICPayデビュー!クレジットカードやSuicaをiPhoneに登録して、お店にある端末や改札機にかざすだけ。最初は『使い方合ってるかな…』とちょっと不安になることもありましたが、そんなのは本当に最初だけでした。早くて簡単で素晴らしい…!
スマホで決済ができるということは、決済時にお財布を出さなくていいので、コンビニなどでちょっと買い物の時にはとっても便利!スマホだけ持っていればOKという身軽さはとても魅力的です。
それなのに…!決済後にはレシートをしまうためにお財布を出さなくてはいけない…!?と気づきました。
え、これじゃあ全然スマートじゃないじゃん。電子明細にすればいいのに。
と思っていたわたし。他にもこう思う人がいるはずと思って調べてみたら、やっぱり沢山見受けられました。しかし、レシートが無くなっていないということは、レシートを無くせない理由がやっぱりあるみたいです。
スマホ決済が進んで、レシートが要らないというお客様がいるのも事実だけど、まだまだ現金が主流の社会ということが電子明細化を阻んでいるみたい。
まだ現金決済が主流な中で電子明細へ移行してしまうと、現金決済をしたお客様は自分のお金の出納が分からなくなるので『レシート発行やーめた』とはできないのです。
それなら紙レシートが必要か聞いて、必要な人にだけ発行すればいいのでは…?と思ったのですが、そうなると店舗では必要な時だけレシート発行をするレジ機への交換をしなくてはいけない…もしくはレジ機の設定変更(そんな変更できるのか分からないけど)をしなくてはならず、なかなかの時間とコストがかかってしまいます。
それに、このオペレーションだとお店のレジ担当の方が「レシートは必要ですか?」といちいち確認しなければならない必要が。自分が店員だったら、小さな手間だとしても1日に何回これを言わなきゃいけないのかと考えるとレジに立つのが嫌になりますね。
その質問がレジでのオペレーションとして馴染めばなんてことない手間なのですが、お客様の中には店員の質問をサッパリ聞いていない人もいます。これを考えると聞くのが嫌になります。「レシートは必要ですか」「はい」というやり取りの後に、レシートを受け取らずに帰るお客様もいらっしゃるでしょう。店員の質問が耳の右から左へ通り抜けてしまう人の多いこと多いこと…。接客業あるあるです。接客業のみなさん、いつもお疲れ様です。そして、ありがとうございます。
色々あって難しいんだとは思うけど、働き方改革とか新しい生活様式とかを謳うなら推し進めるべきことなんじゃないのかなぁと思う、キャッシュレス決済と電子明細化。
現金決済しかできない人は一定数いるだろうから100%キャッシュレス決済にするべき!とまではさすがに思わないけど、もっと推し進めて良いんじゃないかなぁ。ついていけない人が出てくるなんて声もあるだろうけど、そんなの、丁寧なマニュアルを作ればいいんじゃないかな。
もちろんマニュアルひとつで解決するとは思ってないし、それを作るには労力も時間もコストがかかるけど、部下育成とか初めての業務に就くときと一緒で、何か新しいことを始める時には必ず必要なものだし、最初に手を抜いたら後できっとしわ寄せがくるからケチらずにしっかり用意するべきでしょう。
経済産業省が出してる資料によると、2020年1月現在約20%のキャッシュレス決済比率を2025年6月までに40%まで上げる目標なんだとか。間に合うのかな?…なーんて、わたしが思ってても何も変わらないんだけど。早く80%まで上がるといいなあ。