今や懐かし、GWの半ばに、チーズケーキを焼きました。

ああ、戻りたい。お出かけはできずとも楽しかったGWに戻りたい。おうち最高。おうち大好き。

わたしがお菓子作りを始めたのが小学5年生くらいの時なのですが、その頃から作っているお気に入りのレシピです。自分自身でお気に入りなのはもちろん、家族にも好評の一品。良いものは良い、イマイチなものはイマイチとはっきり言う妹がいつも『これ本当にお店出せるよ!売れるよ!』とまで言ってくれます。

自分で作るモノ、お菓子や料理もそうだしフリーハンドで描くデザインや手芸…色々ありますが、そうゆうモノたちに対して全てと言っていいほどイマイチに感じるのですが、そんな風に褒めてもらえると『これは自信を持っていいんだな』と思えて、ムズムズしますが嬉しいです。

そんなお気に入りのお菓子を食べたくなったことと、2人暮らしという状況がゆえに、足が早い生菓子を作るとなると消費するのに気合が必要ということもあり、ベイクドチーズケーキを作りました。

オーブンに入れるお菓子の良いところは、完成後の扱いやすいことや作り方が簡単なお菓子が多いことかなと思うのですが、わたしにとって何より魅力的なのが、焼いている間の甘い香り。キッチンから部屋いっぱいに流れて拡がってくるあの香りを、ゆっくり深呼吸して感じるのが大好きなんです。

焼き上がってから冷めるまでの間は、ずっと焦らされてる気分。部屋は甘い香りでいっぱいに満たされていて、オーブンからあがったお菓子がそこにあるのに、まだ食べられない…。どうかな、まだかなと、つい頻繁に確認してしまいます。基本的にはしっかり冷めるまで待ちますが、待ちきれずに粗熱が取れた程度で食べてしまう時もあります。

今回のチーズケーキはというと、後者でした。笑

メレンゲを加えて作るレシピなので、粗熱がとれたくらいのまだほんのり温かい間はふんわり、しゅわっとした軽い口当たりで、ほんのりと香ばしさも感じる、このタイミングだけの美味しさなんです。今までに作った時にも待ちきれずに食べて、冷める前の美味しさにも気付いていたので、我慢は難しかったです。笑

18cmの丸型でドカンと。
まだ温かいうちに1切れ、いただきます。

温かさが無くなってから冷蔵庫に入れてしっかり冷ますと、フワッとしていた生地の高さが落ち、ほどよくキュッと締まった滑らかな食感に変化します。まだ温かい時にはふんわりと軽く、気づいたら食べ終わっているようなケーキですが、冷めてからは少しずしりと重厚感が出て『ケーキを食べたぞ』という満足感がしっかりあるケーキになるんです。

さらに、焼いた次の日からも美味しいんですよね…。なんてお菓子だ。

よくひとことで“落ち着く”と表現されることが多いのですが、あの美味しさを具体的に言語化しようとすると難しいですね…。ケーキ全体の水分が均一に近づいて、焼き色が付いている部分までしっとりするようなイメージでしょうか。また、多少の水分が抜けるせいか味がギュッと濃くなる気がします。焼いたその日よりもコーヒーと合うケーキになる。そんなイメージです。

出かけられないなら、おうちで美味しいケーキを。せっかくおうちにいる時間が長いので、少しでもハッピーに過ごせるように、皆さまも是非、いかがでしょうか。

罪深く、幸せな、夜のおやつ。

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